ハト麦娘 セモリーナ
ピュー ピュー と 麦笛を吹くセモリーナ
大草原の かたわらには 広大な 麦畑が
つづいている。
風は 麦の穂を たおやかに 波打たせ
まるで 大海原のように 気持ち良い
そんな麦畑の 小道を
セモリーナは 毎日 駆ける
遠くの 地平線に 夕日が落ちても
まだ ピュー ピュー と
麦笛を 吹きならすのは
いつものように 日に焼けた
かわいいハト麦娘 セモリーナ